Vine Mac   - Vine Linux PPC on iBook で始めるリナックス -


■ いざインストール -前編- ■


インストールCDを作り、パーティション設定も終わったら、いよいよ Vine Linux をインストールします。

なお、以下の説明では、「PearPC 0.3.1」という PPC エミュレーターのキャプチャを用いています。
なので、細部が実際の画面とは微妙に異なりますが、大きな違いはありません。


● iBook に Vine Linux 3.1 ppc をインストールする

まず、インストールCDから起動するため、CDトレイにCDを入れて、
キーボードの「C」 を押しながら iBook の電源を入れます。

程なく、黒地に白色の怪しげな画面が表示されますが、
「Enter」 キーをたたくとインストールの開始です。

CDから Linux が読み込まれ、立ち上がっていきます。




まず、Keybord の接続方法を聴かれますが、ここはどれでもいいようです。
矢印キーで選択して、Enter キーで決定します。

USB を選択してみました。




続いて、キーボードのタイプを聞かれます。
日本語用なので、「usb-jp-jis」を選択します。




マウスのタイプを聞かれますが、あまり関係ありません。
ただ Enter キーを押すだけでよいです。




最後に画面の解像度を聞いてきますが、特にいじる必要はありません。
ただ Enter キーを押します。




初期設定が終わると、しばらくしてグラフィカルな X Window System が立ち上がります。(※)
「続ける」をクリックして、インストールを続行します。




「続ける」を2度ほどクリックすると、ネットワークの設定を聞かれます。
このネットワークの設定は、個人の環境によってまちまちです。

私の場合、iBookの他に、Windows 1機(192.168.1.2)、ルーター1機(192.168.1.1)
というホームネットワークなので、Linux をインストールされる iBook は、

IPアドレス 192.168.1.3
ゲートウェイ 192.168.1.1 (ルーターのIPアドレス)
ネットマスク 255.255.255.0 (ホームネットワークでは、普通はこの設定)
ホスト名 localhost.localdomain (あまり重要でないので、そのまま)
ネームサーバー 192.168.1.1 (ルーターがネームサーバーも持っているので)

という設定にしました。

単純に、DHCP をクリックするだけで、必要な設定を読み込める場合もあります。
よく分からなければ、インストール後にも変更できるので、とりあえず無視することもできます。

設定し終えたら、「保存する」をクリックして先へ進みます。




次に、インストール先のパーティション環境を整えるため、
「ドライブパーティション設定」をクリックします。




「パーティション設定」の項で作った環境通りに指定していきます。
名称変更ボタンで「名称」を、タイプ変更ボタンで「パーティションタイプ」を変更できます。

少々ややこしいですが、

パーティションタイプ 名称
swap パーティション Apple_UNIX_SVR2 swap
ルートパーティション   Apple_UNIX_SVR2 /
Bootstrap パーティション Apple_bootstrup magicboot

とします。

設定が終わったら、「終了」をクリックします。

なお、下のキャプチャ画面はエミュレート環境のものなので、実際の設定とは異なります。




お約束の警告文が出ますが、「保存して終了」を選びます。




パーティションを書きかえるという大作業を行ったため、再起動が求められます。

「再起動」をクリックして、システムを再起動させます。