■ ユーザーの追加と設定 ■
Linux をインストールしてまずやることが、自分のアカウントの作成です。
Linux で実際に作業する場合、
セキュリティその他の理由で root アカウントを直接使うのは望ましくありません。
普段は一般権限で作業して、ルート権限が必要なときのみ、コマンド "su" で呼び出す様にします。
● 新しいユーザーを追加する
システムに新しくユーザーを追加するには、コマンド "adduser" を使います。
コマンド |
adduser [オプション] [ユーザー名] |
オプション |
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-u [ID] |
ユーザーIDを指定する |
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-g [group] |
グループを指定する |
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-s [shell] |
使用するシェルを指定する |
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-d [path] |
ホームディレクトリを指定する |
adduser を使って、ユーザー "hoge" を追加してみます。
続いて、コマンド "passwd [user name]" で作ったアカウントのパスワードを設定します。
パスワードは、2度入力を求められます。
なお、パスワードの入力内容は画面に表示されない様になっています。
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# passwd hoge
Changin password for user hoge.
New password:(パスワードを入力)
Retrype new password:(パスワードを入力)
passwd: all authentication tokens updated successfully.
# |
これで、ユーザー "hoge" が追加されました。
● 使用するシェルを変更する
お好みで、使用するシェルの変更も行います。
個人的には、デフォルトの bash より tcsh の方が使いやすいような気がしますので、変更します。
変更するには、コマンド "chsh (user name) " を使います。
(例) /bin/bash から /bin/tcsh への変更
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# chsh hoge
hoge のシェルを変更します。
新しいシェル [/bin/bash]: /bin/tcsh
シェルを変更しました。
#
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以上で設定終了です。
一度ログアウトして、新アカウントでログインできれば成功です。
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